『超電磁マシーン ボルテスV』とフィリピン

『超電磁マシーン ボルテスV』とフィリピン

フィリピンネタ
 

「ヴォルテスファイブって知ってる?」

府中のフィリピンパブでそんな話になると、意外と盛り上がることがあります。
日本人からすると「昔のロボットアニメだよね?」くらいの感覚か、全く知らない人もいるかもしれません。でもフィリピンではまったく違います。

実は『超電磁マシーン ボルテスV』は、フィリピンでは“国民的アニメ”レベルの人気作品なんです。

しかも面白いのが、日本ではそこまで爆発的人気だったわけではないこと。

もちろん当時のロボットアニメファンには知られています。
でも日本では『機動戦士ガンダム』や『マジンガーZ』みたいに、「誰でも知ってる超国民的作品」というほどではありませんでした。

ところがフィリピンでは別格。

フィリピンでは“ヴォルテスV禁止事件”まで起きた

1970年代後半、フィリピンでヴォルテスVが放送されると、子どもから大人まで夢中になりました。

ただ当時は、フェルディナンド・マルコス政権の時代。

「支配に立ち向かうストーリーが危険だ」とされ、なんと放送中止に。

アニメが途中で禁止されるなんて、日本人からするとちょっと想像できないですよね。

でもフィリピンではそれくらい影響力があったんです。

だから今でも、30代〜50代くらいのフィリピン人と話すと、「ヴォルテスV知ってる!」となることが本当にあります。

府中のフィリピンパブでも日本アニメの話は強いです

府中のフィリピンパブでも、昔の日本アニメや昭和ソングの話になると、一気に距離が縮まることがあります。

特にフィリピンの女性は、日本の昔の文化に意外と詳しいです。

演歌を歌えたり、80年代アイドルを知ってたり、なぜか日本人より古いアニメを知ってたり。

これは営業トークだけじゃなくて、本当に日本文化が好きな人が多いからなんですよね。

実際、フィリピンでは日本のアニメ文化がかなり根付いています。

だからカラオケでアニソンを入れると、府中のフィリピンパブでも意外な盛り上がり方をすることがあります。

日本では普通、フィリピンでは“ヒーロー”

面白いのは、日本とフィリピンでの温度差です。

日本だとヴォルテスVは「昔のロボットアニメのひとつ」。
でもフィリピンでは「人生の思い出アニメ」。

この感覚の違いが、フィリピンパブで会話するとたまに見えてきます。

「なんでそんなに知ってるの?」
「え、日本では有名じゃないの?」

そんな会話になることもあります。

日本人が思っている以上に、日本文化はフィリピンで愛されているんです。

フィリピンパブは“文化交流”だったりします

もちろんフィリピンパブは楽しく飲む場所です。

でも、ただ飲むだけじゃなく、こういう文化の話ができるのも面白さのひとつ。

府中でフィリピンパブに行くと、
昭和歌謡で盛り上がったり、
昔のアニメで笑ったり、
日本人より日本文化に詳しい女の子がいたりします。

そのルーツをたどると、実はヴォルテスVみたいな昔の日本アニメにつながっていたりするんです。

そう考えると、フィリピンパブってただのお店じゃなく、日本とフィリピンをつなぐ不思議な場所なのかもしれません。

2023年、フィリピンでは『Voltes V: Legacy』として実写化までされた